スーパーカセットビジョン 熱血カンフーロードです。
同時期にファミコンであった、スパルタンX系の格闘技ゲームですね。
スパルタンXが1984年発表、熱血カンフーロードは1985年。その完成度はどんな感じだったのでしょうか?
↑タイトル画面。朱色の墨汁で書いたようなタイトルは、カッコイイよ!
↑川沿いステージ?
スパルタンXのように、横スクロールタイプですね。緑のおっさんが、次々と襲ってきます。仲々スピーディです。特に蹴りが速いんですよ。蹴りのタメモーションから蹴り上げまで一瞬です。当たると、敵のおっさんが吹っ飛ぶ程の威力も納得です。この辺はスパルタンXより納得度は高いですね。ドットパターンも多彩で楽しい。結構、表現力ありますよ。
また、主人公は移動速度もすこぶる速いです。足が三本に見えるほど超速い!!たまに足が動いていない(ように見える程速い!?)時もあります。この細かい動きも、いちいち主人公の強さの納得につながります。
ちなみに、後ろは首里城でしょうね。
↑首里城の庭?ステージ。
結構、遠くにあったのに、いつのまにか首里城に到着しました。
ほら、主人公の動き。キック前のタメが、ちゃんと表現されています。当たると後ろのおっさんのように、一撃で吹っ飛びます。爽快感ありますね。
効果音もその時点での格闘技ゲームで聞いたことのない新鮮な音です。吹っ飛ばすと「バシュッ!バシュッ!」と。物が飛んでくる時は「ピュューゥ」と、確かに物が飛んできている音です。
たまに、ピコ、ピコッ(???)とか、いかにも電子音が鳴っていますが、もうこの際、スーパーカセットビジョンの音源フル活用したのでしょうね。出し惜しみがなくて良いです。
↑途中、中ボスも登場。絶対外してはいけない、ハート様系ボスです。いかにも強そうです。主人公も車田正美先生のマンガのように、血ヘドを吐いています。
主人公が蹴りのモーション中に、間合いを詰めての一撃。巨漢なのに、ダッシュが早い。やはり強敵ですね。油断は出来ません。
中ボス戦にも関わらず、塀の上からは、こっそり卑怯なおっさんが、何か落としていることにも注目です。
あと、中ボスではないと思いますが、慣れて気を抜いたころに、巨大な牛が突然猛突進してきます。
なんすか、この絶妙なゲームバランス!!!
↑で、最終ボス戦。かなりスピーディな展開で良いです。集中力が途切れません。
ボスは、おなじみ桃白白先生!当時最大級の大物ボスですね。
後ろに「元気」の文字があるので、やはりここは日本。そして首里城ですね。
見てください。このハイジャンプキック。いくら鍛え抜かれた主人公でも当たると、ただじゃ済みそうにありません。でも、とんでもない方向&高さなので、滅多に当たりません。このボスの弱点は頭の弱さです。
弱点をついて、ボスを倒したところ。ズコーて感じで倒れています。まだギャグテイストを残していたドラゴンボールの名残があります。スゴイこの表現力!!
そして、この主人公の決めポーズ!顔はドヤ顔でしょうが、さすがに当時の技術では表現できなかったようです。
あ~。熱血カンフーロード、最高に面白いです!!!
所持しておらず、やったことないですけど。